萱アートコンペ2024 10/6~10/27

KAC2019 040719





KAC2019交流会議事録(抜粋記録:実行委員会事務局)

松本先生 県内外からの応募者の割合を知りたい(事務局から説明)

木村先生 パッションや可能性を感じる作家の発掘をしたい

丸田先生 以前メールで審査員賞を加えたいという話があったが、賞が多くなりすぎてしまうのでやめたほうがいい
WEB上で各審査員が良いと思う作品をピックアップして、コメントすれば良いと思う。
賞を増やしすぎると、意識が分散されてしまう。賞を絞って審査員賞だけにしても良いし、今まで通りでも良い

松本先生 KACが何処を目指しているのかはっきりさせた方が良いのでは
そういうことを出展者にも審査員にも投げかけてほしい

梅田 実行委員会が審査員の先生を選出したことによって、KACの方向性は決定したものと思っている。

松本先生 出品者に質問
どうしてこのコンペに出展したか?

出展者A 違う分野に挑戦して、自分の分野外で試してみたかったから

出展者B 最初は誘われたから。
買取をされたことに手応えを感じた。
コンペに出展することによって、自分に返ってくるものがある。
どれだけの作品が応募されるのか知りたい。
HPが充実していて安心。良いコンペになりそうで良い。

梅田 実行委員として、このような出品者がいることがありがたい。

坂井 蕎麦料理処萱には年間25,000人くらいの来店者がある。
もっと作品を観ていただきたい。
萱賞は300人くらいからの投票があり、関心の高さを伺うことができる。
昭和蔵で個展ができることを提供できることが賞になるということで嬉しい。
出品作品のサイズを小作品にしたことにより、身近に感じられることが良い。
作品を購入して、家に飾れることもできるのも良い。

一般参加者A コンペは良い取り組みをしている。
千曲市全体でこのような文化事業を取り組んでほしい。
大賞作品を、パブリックスペースで展示していただきたい。
千曲市全体で文化的関心が高まっていけば良いと思う。

梅田 このスペースは美術館でも画廊でもないので、準パブリックスペースではないのかと思っている。

一般参加者A 新市庁舎に移行して後の、更埴市庁舎は建築的価値のあるものなので、解体せず利用してほしい。
以前白鳥園にあった岡本太郎の作品を復刻させたい。
普段アートに関心のない人にも作品を観てもらいたい。

一般参加者B KACのことを知らなかった。こういうところでコンペをやっていることをもっと知ったもらいたい。
作家と話ができる機会があると良い。

一般参加者C 建築家で香港の大学で建築学を教えていた。
現在中国と国内で地域おこしをしている
KACのパンフレットを見て非常に興味をもち、東京から参加した。
ハクが付いたギャラリーが優秀な作家だけを集めるという接し方でないというところに興味を覚え参加した。
好きだからアートをやる、そういう人たちに場を提供できることは良いことだと思う。

出展予定者 KACに出品してみたいと思い参加した。
この歴史的な場所で、優秀な作品を集めて展覧会をしているだけではなく、その先も考えているのではないか。
例えば人の交流やアートを親しみやすくするとか。
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梅田 もちろん全国から優秀な作品を集めて展示するということが目的ですが、おっしゃったようにこのような交流会や
その他イベントや本展に参加して作家同士、或いは一般の方と交流をし刺激を与え合い新しい何かが
生まれたくれたら良いと思っている。

木村先生 このような交流会は非常に良いことだと思う。
以前の美術界は権威によって構築されたいたが現在は幸か不幸かそのようなものが崩壊されつつある
そんな状況の中で、地域おこしであったりもするが、色々のアートイベントが行われ新しいアートの発表になっている。
そんな中で、一般的な公募展は大賞を決めセレモニーで終わりだが、このKACはなぜ選んだかという説明責任
を持たされている。これはこれで良いのかなあと思っている

坂井 このコンペの良いところは、入賞作品はBlancで展示をし、入選作品は酛蔵で展示をし、それ以外の応募作品は昭和蔵
で展示し、全ての応募作品を展示している
酛蔵に展示された作品や昭和蔵に展示された作品は空間によって作品の感じが変わるような気がする。
それによって作品のイメージが変わるような気がする、それがこのKACの特徴ではないのでしょうか。

松本先生 それは良いことだと思う、アンデパンダン展ではないが、全ての作品が展示されることはこのコンペの特徴だと思う。
そう言ってことを文面にし、サイトに掲載することでこのコンペの性格が明確化されるのではないか。

梅田 入選しなかったからダメというものではない。
全ての作品を展示するのは良いことだと思う。
入選しなかった作品の中にも、良い作品がたくさんある。アンデパンダン展よりコンペ形式のほうがベターだと思う。

出展者C 回を重ねると色々な作家の作品を観られることが嬉しい。
一昨年選外の作品に気に入った絵があり値段も安かったので購入し、毎日眺めている。
色々な作家さんと交流できることが良い。

丸田先生 先ほどこのコンペがしっかりしているのかどうかをみているというご意見がありましたが、もう少しこのコンペの性格を
はっきりさせ、金銭的なこともあるかもしれないが、まだコンペ自体のことをのことを知らない人がいるし
よりちゃんとしたコンペにするには、SNSなどを使ったりどうやって広めていって良いのか
ちゃんとしたコンペにするには考えた方が良い。

松本先生 方向づけはもう少し出来るのではないか?
長くなくてもいいのだが、言葉とか形容詞を加えることによって。

梅田 コンテンポラリアートの定義を絞り込むといっても言葉で絞り込むことは難しい。
回を重ねた過去受賞作が方向性を打ち出すのではないかと考えている。

丸田先生 他のアートコンペでは例がないので、交流会で出た意見を発信した方がいい。

一般参加者C 色々なジャンルに関係なく、過去の成績とかどんな先生についていたか関係なく参加できることが良い。
審査員としては作品の優劣をつけるには優秀な作品を選ばなければならない。
絵を描きたい、自分の作品を表現したいという人が誰でも出展出来る場所があるのでコンペなのか、
アンデパンダン展なのか違いをつけることが頭の痛いところであるのではないか?
好きなものを描いて出展すれば良いよと言っておきながら、どうしたら良いか悪いかを言えるのか
考えた方が良いのでは。

梅田 良い作品を選ぶことは本当に難しい。実行委員会としてはしっかり審査をしていただける
審査員を選んでいるという自信がある。
良い仕事をして、良い経験をされている審査員の方ばかりである。

一般参加者C どういう理由で選んだか議論を明らかにする必要があるのでは?

梅田 審査会の議事録はとってありHP上で発表してある。

松本先生 毎年反省をし議論している。

C 選考時の議論が次回のコンペの手がかりになるのではないか?
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木村先生 本来は展覧会にはキューレーターがいて方向性を決める。

梅田 今回は貴重なご意見をいただきありがとうございました。
次回の KACに生かしていきたいと思います。

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